かくたこども＆アレルギークリニック



　2004/10/1開業

特徴

1）極力化学物質を低減化させた建築素材を厳選し、換気設備・空気清浄機を装備しました。
　木材は多くがスギのムク材、ホワイトウッド（床）ですが、そのままではスギの香りやスギ材・ホワイトウッドへの接触でスギ花粉症の人は症状がでてしまいます。ホワイトウッドから揮発するピネン、リモネン、スギ材のカディネンなどの揮発を抑え、スギ材への直接接触をさけるため、化学物質の揮発が少なくアクリルの薄い膜を作ることができる特殊な塗料を塗り重ね（セーフコート）、自然素材からできている水性ワックスで覆いました。
　常に外部の新鮮な空気を取り入れ、室内空気を排出できるように換気設備を作りました。フィルターによって花粉は入ってきません。全室に高性能の空気清浄機を設置しました。
2）患者さん同士の感染を減らすために、発熱した場合や強い感染力がある疾患のときは、換気設備が整った別の待合室を用意しました。
3）環境整備や食事療法の相談ができるように相談室を創りました。ここでは、アレルギーっ子の生活などの本やアレルギー食品などを購入・予約できます。
4）アレルギー用の寝具類の見本を用意しました。実際に触って選ぶことができます。
5）アレルギーっ子を育てるために必要な知識や生活術を学ぶための学習会や料理教室（少人数の会はクリニック2Fで実施できる設備があります）、子供たちの創造力を伸ばし、大きな心育てるために、プークの人形劇を見る会、創作教室などさまざまな行事を実施しています。

入り口から


玄関


玄関にはいると、ウインドチャイムがあります。そっと、触ってみてください。
きれいな音が響きます。



感染症がない場合の待合室(受付から処置室を見る）
床は厚い木を使っています。特殊な塗料を3回塗り重ね、天然素材のワックスを塗ってあります。子供たちははだしで感触を楽しんでください。スリッパもありますが、必要な人だけ使ってください。

室内はすべてフィルターを通した空気（花粉やPM2.5は減少します）で高流量換気されています。

感染症がない場合の待合室（玄関方向）
椅子はすべて木です（スギの間伐材）。スギ花粉症の人では、スギの木の粉、スギの木の香りでもアレルギーを起こし、接触で皮膚炎を起こします。木からの揮発や直接の接触を避けるため、化学物質の揮発が少ない特殊な水性塗料を3回塗り重ねて、その上に水性ワックスを塗ってあります。


おもちゃボックス（おもちゃやこどもたちが作った作品が展示してあります）
申し出れば、中のおもちゃを手にとって見ることができます。


授乳室（右の部屋：お母さんが母乳を授乳させることができる小部屋があります）



授乳室の中には、たたみ（オリザ）を敷いた椅子があり、オムツの交換もここでできます



感染症がある場合の待合室


感染症がある場合の待合室の奥には、さらに感染しやすい病気の場合（麻疹の感染に対応するように考えられています）に隔離する個室があります。
　この個室の空気はすべて外に排気されます（排気された空気は再度室内へ入らないように排気口、吸気口は分けられています）。
患者さんが退室後はすべてアルコール消毒されます。


新生児など感染から守りたい人や香料や化学物質を避けたい人は、処置室の奥にある隔離個室を利用できます。

トイレ内には子供用の便座を用意しました。




問診をおこなう問診室（ここで病気の経過を聞きます）


診察室（診察する場所です）
診察室はフィルターを通した空気（花粉やPM2.5は減少します）で高流量換気をしており、常時5-6回/時の換気が行われています。感染性病原体や化学物質は速やかに排出されます。


処置室


点滴室


検査室


検査室には、化学物質を極力排除した準クリーンルームがあります。
現在は、高度感染隔離陰圧個室として利用しています。



２階は、職員休息室、兼プレイルーム。
学習会、料理教室などを開催します。


スタッフ一同、精一杯、病気を治すため、また、病気にならないためのお手伝いいたします